第87章 priority_queueを使う


queueは、データは格納した順番で取り出すことができました。

priority_queueは、内部で並び替えを行い、大きい順に取り出すことができます。 (小さい順に取り出すことも可能)



priority_queueを使うには、<queue>をインクルードします。 pop関数は先頭要素を削除します。

push関数は末尾に要素を挿入します。

empty関数は要素が無ければ真を返します。

size関数は要素の数を返します。

では、簡単なプログラムを見てみましょう。

// p_queue.cpp

#include <iostream>
#include <queue>

using namespace std;

int main()
{
    int n;
    priority_queue<int> pq;

    while (1) {
        cout << "整数を入力(0で終了)---";
        cin >> n;
        if (n == 0)
            break;
        pq.push(n);
    }
    cout << "データを出力します" << endl;
    while (!pq.empty()) {
        cout << pq.top() << endl;
        pq.pop();
    }
    return 0;
}
0以外の整数値を入力していきます。やめる時は0を入力します。

そうすると、入力値の大きいものから順に表示されます。




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Update Dec/23/2004 By Y.Kumei
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