第1章 まず作ってみよう


今回は、ウィンドウだけを作ります。細かいことは とばして、ともかく実際にウィンドウが作れることを 目標にします。

VC++5.0では、「ファイル」「新規作成」「プロジェクト」で SDKの時と同じく「Win32 Application」を選択します。 次に、「テキストファイルの新規作成」ボタンを押すか、 メニューから「ファイル」「新規作成」「ファイル(タブ)」「テキストファイル」 を選択します。次に、ソースコードを入力して適当な名前を つけて保存します。(当たり前ですがC++なのでファイル名は*.cppとなります) 次に、「プロジェクト」「プロジェクトへ追加」「ファイル」 を選択して、先ほど保存したファイルを選択します。 あと大事なことは、 32ビット版ではMFCのプログラムはマルチスレッドになりますので 「プロジェクト」「設定」「C/C++」「コード生成」でマルチスレッド を選択してください。これを忘れてビルドすると、エラーが山ほど出ます。 では、第1歩のプログラムを作ってみます。

// skelton1.cpp // 手書きMFCの第1歩 #include <afxwin.h> class CMyWindow : public CFrameWnd { public: CMyWindow(); }; CMyWindow::CMyWindow() { Create(NULL, "猫でもわかるMFC", WS_OVERLAPPEDWINDOW); } class CMyApp : public CWinApp { public: virtual BOOL InitInstance(); }; BOOL CMyApp::InitInstance() { m_pMainWnd = new CMyWindow(); m_pMainWnd->ShowWindow(m_nCmdShow); m_pMainWnd->UpdateWindow(); return TRUE; } CMyApp MyApp;

意味が分からなくても結構です。このまま入力して ビルドして正しくプログラムができれば次に進みましょう。 エラーが大量に出るときは、プロジェクトの設定が間違っているか、 クラスのあとのセミコロンが抜けているときなどが考えられます。

また、上のプログラムをじーっと眺めていると、 「あ、SDKでこう書くところは、こんな風になっているのだな」 というのが何となくわかってきます。


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Update 15/Dec/1997 By Y.Kumei
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